もったいないんです!!私のもう1つの肩書は素人エンジニア。
2,3週間ほど前から雨期に入り、私の住んでいる街でも週に1度は雨が降るようになりました。
スーダン人は雨とか曇りが大好き!
『いい天気だねー!!ねえ見た?雨最高!!』と大喜びです。
灼熱の国ならではですよね。本当に恵みの雨だなー、と感じています。
そのおかげで温度もグッと落ち着き、今日は最高気温39度ー最低気温28度。そして40度を切ると涼しく感じている自分の慣れ具合にビックリ、人間の身体って便利に出来てますね(笑)。
ところで、海外で“日本人”に対していろんなイメージを持たれていると思いますが、ここでは『車・機械最高!頭が良い!』と言われることが多いです。
嬉しいですね!ありがたい。
そして私の職場では『機械得意・計算早い・細かい(これは私のここでの活動の仕方にも原因があり。)』なんです!
どれも個人的には当てはまらないんですが、彼らのイメージ通り、これらの事を頼まれることが多いんです。
その中で確立した私のナゾの地位が機械(職訓オンリー)エンジニア!!!
本当に、次から次へとスーダン人は物を壊します。。。
貸した新品の電子辞書は10分立たずして壊れて返って来たし(電気辞書なんてどうたって壊すんだ)、7割がた携帯の液晶画面はヒビが入ってるし(むしろ割れてない人いるの?)、とりあえず壊す。
そのわりに白黒ハッキリしていて、まだ修理すれば動くのに、壊れたものには手を付けないか処分する。物も金も無いのに。
そうなんです!もったいなーーーーいんです!!
私の中で、フツフツと湧きあがるもったいない精神!
これって日本語にしかない言葉らしいですよ。
『直したら、使えるんだから!』と文句を言いながらインターネットで検索して、iPhoneの画面を見ながら素人修理。
昔ながらの機械ってけっこう頑丈&シンプルに(そしてラッキーに)作られてて、何とかなるもんです。
それを見ていた先生達や他エンジニアの方も『あれ?何か簡単そうじゃん』と、直そうとはしてくれる機会は増えました。
が、ありとあらゆる隙間に油をドボドボ。。。(そんな魔法の油は無いぞ)
コップ1杯くらい?
ミシンを開けたら、3センチほどの油プールがありましたから。
先日、ようやくミシンエンジニアが学校に来たので、直す図が下の写真。
壊さないように使うことが1番ですが、こういう機会が「物を大切にしよう」とするきっかけになれば嬉しいです。いや、そうしよう!
ブログランキングに参加中です。
いよいよ明日からオリンピックが始まる!ねえ、実は私たちにも参加出来るチャンスがあるって知ってる?
南米初となるオリンピックが、ブラジルのリオデジャネイロで明日から開催!
めちゃくちゃ楽しみですね!
何と!友人ふくちゃんが世界一周中のバックパックをリオに降ろして滞在中。
生の情報がこのブログから読めますよ。
(リアルタイムと記事が追いつくことに期待!笑)
わたしは今回、応援している選手がたくさんいます!
特に注目しているのは、難民五輪選手団(ROT)として南スーダン出身の陸上選手5人。彼らの「平和のアンバサダー(大使)として走りたい」と語っていた記者会見は、スポーツマンシップを強く感じるものでした。
テロや紛争・貧困など悲しいニュースが今年も多いですが、スポーツによって発展や相互理解ある国際平和に寄与することが強く感じられるオリンピックが、4年に1度こうやって開催されることが、当たり前だけど嬉しいことですよね。
そして2020年には東京オリンピック!
これに向けてスポーツ分野におけるJICAボランティアの派遣も、重点的に行われているそうです。
「2014年から2020年までの7年間に、開発途上国をはじめとする100カ国以上、1000万人以上にスポーツを通じた国際貢献を行う」と日本はIOCに掲示し、実際に世界各国へ協力隊員が、オリンピックに励む選手に向け技術とメンタル強化を支援しています。
この記事をボランティア向け情報誌を読み、同じ協力隊員として励まされる部分もあったのですが、運動音痴の私からしたらちょっと敷居が高く、遠い世界だったんですよね。
でも、見つけました!
今日のタイトル、誰でもオリンピックに参加出来るチャンスがあるんです!!
選手として、とかいう狭き門じゃありません。
ボランティアを約8万人も募集するそうなんです。
面白そうですよね!!
こんな機会めったにない。
こういうのって英語が話せたり、医療の知識が必要なんじゃないの?て思いませんか。
大丈夫です。
運営管理サービス、エネルギー運営、環境、情報テクノロジー、国際関係、語学サービス、医療サービス&ドーピングコントロール、オリンピックユースキャンプ、開会式、閉会式、報道支援、広報、警備、観客案内、競技運営補助、旅行案内&接遇など、書き切れないほど多種多様な役割があるそうです。
明日から始まる世界の祭典が近い未来に自分の国で開催され、もしかしたら自分も関われるかもしれないってワクワクが止まりませんよね!
そんなワクワクを抑えきれず、初サッカーに参加。
外交官の方や、国連で活躍されている各国の方がたくさん居て、ここスーダンでも国境を越えてスポーツを楽しめていますよー!
ブログランキングに参加中です。
アフリカ・スーダンでボケモンGOをプレイしたら、逆に自分が狩られるところだった。
ポケモンGOすごいですね!
世界的大ヒットで、日本だけでも1日の利用者は2000万人越、スマートフォン利用者数を考えると、尋常では無いシェア率です。
任天堂の株価も7月19日に1日の売買代金、703,689,276千円と過去最高になり、時価総額も9,000億円以上も膨れ上がっているそうです。
額が大きすぎてイメージがしずらいのですが、社会現象となっているのだけは伝わってきました!
実は、日本配信よりも少し早めにスーダンでもダウンロードが出来たらしく、フェイスブックなどのSNSはポケモンだらけ、普段あまり話したことの無いスーダン人の知人からも、これを機によく話し掛けて貰ったり、波及の大きさを実感!!
そうなると、小学校・中学校時代からいくつかプレイするも、1度もクリアしたことが無かった私でも、めちゃくちゃ気になるわけです!!
ということで、今回はポケモンGO@スーダンを記事にしました。
ダウンロード
実は鬼門のダウンロード。
スーダンでは、iPhoneのアップデートやアプリのダウンロードが原則不可。
「テロ支援国家」に指定され、アメリカの経済制裁を受けているので、VPNを使用する必要があります。
さらに!ヒットして数日経っていたからか?登録国に問題があったのか?インストール後も、数日アクセスすることが出来ませんでした。
プレイ
ようやくアクセスが出来てプレイ!
お小遣いを貯めて、やっとゲームを買えた幼少期を思いだすこのワクワク感。
そして日本感!!
よっしゃー!!ポケモン狩りにいくぜ!
既に夜だったのが気になったんですが、嬉しくって興奮ぎみに友人と家を出ました。
あれ?こんな感じ?(不安)
というか、家の周りにこんなに道(として認識されている空き地)があったっけ?
ネットで見ていた、『郵便局とマックがポイントエリアだー』という雰囲気全く無し。
ドアを開ければアフリカ。
『暗くて何か怖いし、さっさとポケモン捕まえてお家に帰ろう。』と足早に光っている地点を探しますが。。。コワい!!!
右を見ても、左を見ても、地べたにタムロしているおじさん達、作りかけ(作りかけて10数年ほったらかし)の空きビルに住んでる家族、無数にいる暗闇でフラフラしている人達、野良犬の群れ。。。
それもいつもの光景で、当たり前になってしまっていたんですが、いくら安全な地域に住んでいるからといって、夜に出歩くのは軽卒な行動だったと反省。
そもそもアジア人が歩いているだけで、目立って毎日声を掛けられているし、スマートフォンを外で出すなんて論外でした。
すぐに『もう帰ろう。やっぱり明るい時間にしよう』と意気投合して帰路へ。
そんな会話をしてると、後ろから『おい、外人。金くれ』と目がうつろの男性に声を掛けられ、ビックリ!!
足早にアパートの門まで一目散です。
さらに門の鍵を開けようと、ズボンのポケットをさぐっていると、違う男性がいつの間にか後ろにいて『鍵~△●△△~!』と言ってくる!!!
全身に冷や汗。。。そして焦っているので、なかなか門の鍵は開かないし、言われているアラビア語も理解出来ず、平常心でいられなかった。
やっぱり夜に外は出ちゃダメだ。
『たった5分、お家の周りを一周なら大丈夫』と思っていた軽はずみな考えを、一掃しなければ。
お家に着いてから「30分間ポケモンが寄ってくるお香」というアイテムを使って、ひさびさのポケモンを楽しみました。
翌日、昨夜ビビった場所を回ってみると
道も悪いし、ゴミ捨て場もすぐ目の前にある。
スーダンはこういう作りかけ?壊しかけ?の建物がとても多いんですよね。
昼間は清々しいのですが、暗くなると気持ちが悪い緑ゾーン。
ちなみにスーダンの友人は、もうこんなにゲットしていました!
他にも、ポケモン関係でみつけました。
とある中東の国から発信されて、フェイスブックで出回っているのが右。
“ピカチュウや有名なポケモンの名前は「神様はバカだ」とか、酷い由来の名前がついているのでゲームするのは辞めましょう”と書いている。
それに対して、そんな事はないですよ!と訴える左。
思わぬところで、ポケモンが話題になっていたりもするんですね。
まとめ
遊ぶ時はマナーを守って、明るい時間に。
世界各地で日本のものが人気なのは、とても嬉しいニュースです。
ブログランキングに参加中です。
ゴミの空きペットボトルを使ってみよう!
今日の授業は、空きペットボトルを使って暖簾(のれん)作りです。
「材料が無い」「金が無い」と言う割に、物を大切にしない生徒や先生たち。
口で言ってもなかなか伝わらないので、最近は率先して古紙や廃材を使って授業するように心がけています。
それではまず準備した物から紹介していきます。
・空きペットボトル(今回は緑色と透明に揃えました)
・アイロン
・カッター
・定規
これら4つのみ。
作り方はいたってシンプルです。
①ペットボトルを輪切りにする。
②切り口を、それぞれアイロンで熱し、形を整える。
書いてみると、めちゃくちゃ簡単なんですが、授業は毎度のことながら苦戦しました。
まず、個人のレベルに差がありすぎます。
言われた通りにすぐ行動する子もいますが、半数は定規の使い方さえままならないのです。
今までは、出来る子が時間を持て余して他の事をし出し、出来ない子はつまらなくなって集中しない。授業崩壊ですね。
でも最近は、早く終わった子たちが、手こずっている他の生徒に教えたり、手伝ったりする姿も少~し見えるようになってきました。嬉しい!泣
協力隊員の任務として技術指導はもちろんですが、物を作る楽しさを知ったり、お友達とのコミュニケーションから社会性を養って貰ったり、小さな事でも達成をして自信を持って貰いたいと考えています。
出来た暖簾は、教室のあちこちに生徒が飾ってくれました。
正直、職業訓練校なのに「職業訓練らしいこと」を伝えて一緒に実行出来るところまでいっていないことに、ヤキモキしてしまう部分も多いのですが、焦らずやっていこうと思います。
ブログランキングに参加中です。
【閲覧注意】私が魔界と呼んでいるトイレを紹介する。アフリカの生活事情。
私の活動先にいるスタッフはみんな公務員だ。
その中で、援助を受けて日本へ研修に行ったことがある人も数名いる。
彼らと研修内容について話すと、だいたい出てくるワードは「5S・改善」。
私は社会人になるまで5つ全ては言えなかったが、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つのSからなっていて、もともとは企業内の職場環境の維持改善や、社員のモラル向上を目的に国内で広まり、今や海外企業の1割に浸透しているらしい。
余談だが、大手電機メーカーに勤める友人の職場では「しっかり・しつこく」も追加されて、7Sになっているそうだ。
ここに来てから感じるのは、ただたんに日本人は綺麗好きだから「トイレの神様」の歌が流行ったり、整理整頓をしているわけでは無く、それ以上の意味があるということ。
日本では小・中・高校でも生徒たちが、教室やトイレを清掃しているのも共通するとこで、道徳観や独特な宗教観が根底にあるんじゃないかと思う。
今日はそういう意味も込めて、活動先のトイレを記事にする。
まずは恐怖の入り口。
駅のトイレの当たり外れの降り幅を思い出いて欲しい。
いざ中へ!!!
ホーラー映画で見た事あるあれ。(ほぼ毎日行ってるけどね)
入ってすぐ、手や足を洗うスペースがある。コップも洗う。
ナンデコウナッタスペース。泣
使える個室。(私は “魔界”と呼んでいる)
*閉めても30㎝程度ドアが半開きになるので、常に人が来ないか後ろに集中する必要あり。
*個室には100匹くらいの無数の蚊が飛んでいて、常に手で払う必要あり。
*右壁から水が噴き出していて、空きペットボトルが詰め込まれてるが漏れていて、身体の右側濡れる可能性あり。
*流れない(ボットンでも無く、水洗が壊れた状態)から自分でどうにかする必要あり。
良くも悪くも慣れた。
でも何か出来るとことからアクションを起こさなくっちゃ。
ブログランキングに参加中です。
コンディショナー・リンスを使わなくなって1年が経った。これが青年海外協力隊だ。
コンディショナーを使わなくなって1年経った。
結論から言うと、大きな変化は無かった。意外!
特に髪にこだわりがあったわけでは無いのに、日本にいる時は、シャンプー⇒コンディショナー⇒ヘアパック⇒ドライヤー用ヘアオイル⇒コテ用ヘアミルク⇒ワックス⇒スプレー…と当たり前のように使ってきて、時間もスペースもお金も浪費していたんだなぁと思う。
デメリットと言えば、乾燥時期の静電気がいつもより激しかったこと。
ゴミ袋の上で寝ていたのもあって、その時期はビリビリ言わせていた。
そもそも、コンディショナー断ちをした経緯は、節水するためだった。
お水が出る日にバケツに貯水をして、いつまた水が出るのか分からない(出ない事よりもストレス)から、大切に使う。そうなると、削れるものから排除されるわけで。
結局必要性を感じなくなって、水が出る日もシャンプーのみの洗髪が身に付いた。
これに驚かれることも多く、こんな事なのに、恥ずかしながら少し自慢したい自分もいた。
けれど、さらに上には上がいた。
スーダンに今14名のJICAボランティアがいる。同じ釜の飯を食っているだけあって、同志がいたのだ。
私と同じく、着任後すぐにコンディショナー断ちをした同期が1人。
そして3ヶ月前からシャンプー断ちした、もう1人の同期。それを、お湯のみで洗髪するという意味で“湯シャン”というらしい。
敵わないのが、水のみでシャワーをしている先輩隊員!シャワーというか、外で水浴びをしていると聞く。身体を洗うのも石鹸を使わず、水のみ。
100歩譲って、寒い地域ではありかもしれないが、ここは年間平均38度の灼熱の国。
常にじんわり汗ばんでいる。
なのに2人とも見た感じ、全然不潔っぽくない!スゴイよ!
実は、シャンプーを使うのを辞めた同期隊員から、それを始める前に相談をされていた。
私は「匂ったら嫌だから、それに反対する」と伝えて誕生日プレゼントにシャンプーを贈ったほどだった。。。のに!
14人中、知っているだけで4人。
周りにいるアフリカ在青年海外協力隊員の3割は、シンプル派シャワースタイルだ!
ブログランキングに参加中です。
実技卒業試験が始まった!
今日から服飾科3年生の実技卒業試験が始まりました。
課題は2週間で男性用シャツと、子供用ワンピースを作る事と、計算問題。
問題用紙はこれ。
書かれているのは、ざっくりとした袖や丈の長さ等と全体イメージイラストだけ。
ここから型紙おこしを、始めていきます。
卒業試験と聞けば重たいイメージですが、ここでは先生が自分の好きな曲をBGMでかけ、生徒の中には鼻歌まじり、ちょっと踊っている生徒もいて、スーダン流??
そして実際に生徒が回答した計算問題が、下部のエンピツで書いてある箇所なんですが、見ての通りアラビア語に加えて、右から左に数字も書いています。今でも私は1度左から右へ書き直さないと、頭がこんがらがっちゃいます。なかなか慣れないものですね。
さて、職業訓練校は入学年齢もバラバラで、14歳の子から20歳の子までいますが、年齢に関わらず3年生はしっかりしています。
私がボランティアとして入った時は、既に3年生はほとんど通学していませんでした。
というのも、スーダンでは男女共に兵役を必須としていて、実際に軍服に袖を通さなくても、工場など公務に関する職場で一定期間ボランティアをすれば、一部兵役と見なされるんですね。なので、生徒達も3年生にあがると、2週間に1度は学校に顔を出しますが、それぞれの活動先で社会人と一緒になって、お仕事をするわけです。
1年生や2年生と比べると、一緒に過ごした時間は少ない彼女たちですが、課題に真剣に取り組んでいるその陰には、卒業が写っていて寂しい。でも、見ていて線の引き方や定規の使い方、そんな初歩的な箇所でも、まだまだ伝えたい事はたくさんあり、自分もしっかり教え方の勉強をしなくては!!
ブログランキングに参加中です。