アフリカにいる10代の女の子の成長は著しい。長期休暇が明けたら驚いた!
こんにちは!
今年度がようやく始まって、私が活動している女性課の2人のうち1人の先生が来なくなってしまいました。
来ている先生に聞くと「知らない!私嫌われているから。(不満が続く~)」と。
気になっては居たものの「しょうがないか」と過ごしていたら、校長先生も私に「あの先生見ないけど、知っている?」と聞く始末。みんな理由を知らないみたいです。
もともと3人で専門授業を回していたこともあって、残った先生は大忙し、それに伴い私の突発的な代打的授業も増えたわけで。
今回はそのうちの1つ、リボンを使ったバラ作り編を記事にしました。
■目次
1.腕試し。
1-1.職業訓練校ではあるけれど
スーダンでは多くの学校が家庭科・図工・音楽などの情操教育がカリキュラムにない為なのか、入校当初は紙に書かれた円を、ハサミで切ることさえも難しい生徒が少なくありません。
なので、基礎からしっかり技術指導が必要!そして、どの程度までのものを、一緒にチャレンジするかも悩みどころです。ただ余白が大きい分、やりがいを毎日感じられています!
1-2.器用な子
夏休み中、卒業生の姉妹が訓練校へ遊びに来てくれました。
学校に来る前に電話をしてくれて「これから行くから帰らないでねー!」と。
嬉しい!!
器用で好奇心も強い姉妹は、会えば「何か新しいことを教えて欲しい!」とリクエストが来ます。それを知っているので、私はいつも新しいアイデアをストックしています。
そして驚くことに、彼女も私に何か情報を持って来てくれることが多いんです。
例えば「こないだ職場でこんなことを習ったよ。もっと綺麗に仕上げるのには、どうしたら良いと思う?」など、さらに上を目指す姿勢が素晴らしい!!私も負けては、いられません。
1-3.次の授業で試してみたいことを彼女たちに。
今回器用な姉妹に「これやってみる?」と渡したのは、休み明けの授業で生徒たちに作らせようと思っていた“リボンでバラ作り”です。
質問が出たり、つまずく箇所、製作所要時間など、参考になるところがたくさんありました。
夏休み中で他の生徒もまばらにしか来ていないので、ゆっくりお話が出来たのも収獲。
2.夏休みが終わって学校が始まった!
2-1.先生見て~!
教室に入ると、ひさびさに見る生徒も多く、ほっこり。
生徒の1人が「ムナー(私のアラビア名)、見て~!!」と左手の薬指に光るものを見せてくれました!!
日本なら「彼氏出来たのー?」と返すところですが、日頃からどの指にも関係なく、いくつも指輪をはめているのがスーダン人。
「可愛い指輪だね!似合ってるよ」と返します。
照れる生徒と、周りの子たちからは黄色い悲鳴。
「だってね、あの子結婚したんだもん」
えーーーー!!!!! ジョーク?本当?
みんな爆笑しながら、ウエディングドレス姿の写真を見せてくれました。
だって休み前は彼氏居なかったよ?少女のあどけなさが残っているあの子がか。
いや~、ビックリした。でも本当に良かった!!おめでとう!
休み明けで学年が1つ上がって、いや上がっただけで、お姉さんぽくなる子が多く、彼女たちの成長にビックリします。
それもそのはずですね。
2-2.1発目の授業なのに、やけにしっかりしてる。
あれ?生徒が自主的に準備を始めてるし、騒がしくない。。。
どうしちゃったの?(笑)
その方が全然良いのに、戸惑ってしまいました。(笑)
学生時代の自分と比べると、スーダン人は小さい頃から本当によく、お家でお手伝いをします。
お手伝いというより、家事の大部分を子供たちがしていて、お母さんはゆったりサポーターとして構えている家庭が多いと感じるほど。だから、例え休み期間であっても、内面的な成長が大きいんでしょうね。
2-3.バラ作りを取り掛かった。
単純な作業の繰り返しなんですが、それを理解するまでが難しいかな?と思ったんですが、ほとんどの子がスムーズに進みました。
様になってる!
予定していたよりずいぶん早く出来上がりました!
2-4.今後は。
作品展示に力を入れていこうと思っています!
それによって以下を狙います。
①生徒のモノを作る喜び・自信の拡大。
②来客者へのPR。
③教師陣のヤル気UP。
一度失敗をしている展示強化プロジェクトですが、動きだしていますよ~!
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