腕まくりをして、アフリカの地に立つ!! 〜人生は夢ばかり〜

見えてる世界のその先に進みたい!アフリカの紛争国“スーダン”できっとそれを掴むブログ

夢が叶う日。初めて教壇に立つとこうなった。

 「将来の夢」

 小さい時から何度となく聞かれたり、書く機会がありましたよね?

 私は1つに絞らずいくつも書く子供でしたが、小学校低学年から書き続きていたのは「学校の先生」でした。

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 大学時代も教員免許をとるために、教職課程の単位も合わせて履修していましたが、希望する一般企業から内定を頂き、全く異なる業界で6年間、大変ひとに恵まれた環境で勤務させて貰いました。

 書き続けてきた「学校の先生」はいつしか夢で消化してきたつもりでしたが、ここスーダンで現実となったんです!

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 と言うのも要請内容(国からJICAへボランティアへ要望する事柄)は、新規販売先開拓や新プロジェクトの開発だったのですが、赴任後そうそう、同僚や学生たちから「先生」と呼ばれて、あれ??と。

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 まだハッキリとはわかりませんが、教師を要しているのか、教師以外は必要ないと思っているのか、月に数回程度の授業を受け持たせて貰えることに(助手もあり)。

 願っても無いチャンス到来です。

 

準備。

 英語がほぼ全く通じない学生達。100%の現地アラビア語で励む必要があります。

 まだまだアラビア語が相当疎く、臨機応変に話すことは無理なため、授業内容と想像される質問に対する受け答えのアラビア語を文章におこして、スーダン人の友人に添削して貰います。

 発音も録音し、リピーティング・シャドーイング

 15歳~18歳のお年頃な女の子達ですが、雑誌も読まないくらい活字離れしていて、座学中心だと集中力が持たないと予想し、手を動かすグループワークや、視覚教材作りをしました。

 

授業当日。

 今回わたしは、私たちの事をよく知って貰い、彼女たちのことも知りたかったので自己紹介ワークを担当。

 おしゃべりの中であった日本の“結婚式”“食べ物”“女子高校生”についてなどの画像をパワポにたくさん盛りこんでいたので、食い入るように見てくれました。

 彼女達が知りたいことを入れるのは勿論ですが、こちらからの発信も大事。

 

 地図で日本の位置を確認したり(中国の中にあると思っている子も、本当にいるんです。。。)、スーダン国内にある日本製品(えー!!こんなに!?て驚いていました。特に自動車関係は有名どころですよね)など。

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 画像集めで面白かったのは「日本」で検索するよりも、「japan」の方がザ・ジャパンが出てきたことです。

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 そして任務の1つだと思っている「東日本大震災」を伝えました。

目を覆う子もいます。でも口々に「TSUNAMI」だと。

 私が「知っているんだね?」と言うと「当たり前。TVで観ていた。みんな日本を思って祈ってたよ」って。

 「世界中から支援があって、スーダンからもあったんだよ。」と言う私にさらに「もちろんだよ。当たり前じゃん。」と返してくれます。正直、画像検索さえも心が痛み、どうしようかと思っていました。けれど福島県で派遣前訓練を受けたこともあり、自分が出来る数少ない1つなんじゃないかと。

 

 各自1枚ずつ書かせた自己紹介シートで発表も。

 恥ずかしくってみんなの前で立てない子もいれば、おどけてお調子者の子もいました。意外な一面を見れるいい機会に。

 将来の夢は自分から理由や、これからの事を話す子が多いことに関心とビックリ。

 

反省。

 語学が全く出来ていない。

 発音が違うだけで、こうも聞き取れて貰えないとは。

 察しのいい子が、言い換えてみんなに伝えてどうにかなりました泣。自分の至らなさから、はっきり言って授業が成り立っていませんでした。

 悔しいです。でも語学も出来ない先生に教わる生徒のほうが何百倍も可哀想なんですよね。

 努力あるのみ、努力で解決出来るやすいもの。みておれ!!!

  そして私の夢は『学校の先生になること』ではありませんでした。 生徒に学校に来る楽しさや、知る楽しさ、どんなことでも目標に打ち込んで、自分に自信を持って貰う事、それが夢だったようです。そんな先生になれるよう、あらためて腕まくりを気合注入です!! 

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