日記 2日目公開。移動距離10,700kmで目の当りにした光景とは
引き続き日記を公開する。
29日の22時過ぎに成田を発ってから1度乗り換え、赴任地のスーダンのハルツーム国際空港に着いたのは翌日の14時過ぎだった。直線距離が約10,700km、東京と大阪間であれば10往復分の距離である。
そんな大移動で目の当りにした光景とは…
6月30日(火) 2日目
乗継地アブダビ行の機内で、同期隊員と私が体調を崩す。
1年ぶりに訪れたUAEは、さらに物価が高くなっていて驚いた。7時間もあるトランジットはどう過ごすか楽しみにしていたのだが、やむ終えず350ml360円のジンジャエールでおしまい。
そしてすぐに文化の違いを感じる事になった。
アブダビからスーダンへ行く飛行機はスーダン人がほとんどらしかった。車椅子の乗客等の優先案内や、座席位置に応じて誘導することが無いから、機内への入り口は大渋滞。こんな事で予定時刻を1時間もおした。離着陸時では乗客が自由に歩き回り、CAが「Sit down!!」と怒鳴りつける。乗客が降りた後の座席周辺は、見たこともないほどの散らかりようだった。
人が良さそうなのは感じられるが、物事を順序立てて考えるのが苦手だったり、共通マナーを知らない人が多いのかもしれない。
後から読み返せば文句ばかり綴って、不満の塊のように感じるかもしれないが、今の心境は「知れること」が面白い。これから様々な問題や課題にぶつかるだろうが、こういう小さな事こそ改善のヒントが隠れているはず。兎にも角にも、圧倒されてあっという間に着いた。
機内の小さな窓から見た砂漠にある街、スーダンの首都ハルツーム。
どうぞよろしくお願いします!!
初夜は、ラマダンという事もあって夕食無と停電の洗礼。
「停電」なんてどうって事ないと日本では思っていたが、考えが甘かった。それは離れのシャワー室で手洗い洗濯中に起きた。全くの視界ゼロ。手元にライトが無いから部屋にも行けないし、行けたとしても、ライトが入っているであろうバッグは何処??今回は同期隊員に来てもらえて、どうにか。結局この停電は2時間以上も続いて、クーラーが止まった部屋はどんどん暑くなっていった。
これからの2年間はサバイバル生活になりそうな予感。
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