スマホを見ながら1人ランチしていませんか?スーダン生活でのランチを覗いてみよう!
こんにちは!
私は北にエジプト、南にエチオピアに挟まれたところに位置するスーダンで、青年海外協力隊員として職業訓練校の先生として活動しています。
今日は出勤早々、同僚から一声。
『新しくやりたい事があるんだけど、手伝ってくれる?』
これすっごく嬉しいんです!
自主的に動こうとしてくれている、そして頼ってくれること、まさにブログタイトルどおり腕まくりをして取り組む気満々!!
彼女のリクエストは“ミシンの部品表示ポスターを作りたい”でした。
1年以上通っている生徒の中に、1人だけでは使えない子がいる事に心配をしていたり、授業で土台になる基礎を省いて、いきなり訳も分からず実習させる先生がいたりする事に、「どうにかならないものか」と思っていたので、これは妙案!
『さっそくしよう!で、私は何から始めたら良いかな?』と質問して出てきたのがコレ。
『この日本語をアラビア語にしてくれない?』
いやいや、これ韓国語ですやん!!!
そうですよね、正直わたしもタイ語とマレー語とラオス語の違いを聞かれても分からない。それと同じ。
そして、せっかく援助を受けて寄付された機械の取扱説明書がアラビア語はおろか、英語で書かれていない(あったとしても失くしている)ものが、少なくありません。
午前中はせっせと、韓国人の友人に手助けして貰ったり、私は図解を見ながら英語に直して、同僚がアラビア語にする作業をしました。
本当は直にアラビア語にしたいのですが、辞書にも載っていないし、google翻訳も少しあてにならない。。。
今までの自分なら、全て自分で出来ない事にストレスを感じていましたが、「一緒に活動した方がきっと同僚も愛着をもってくれる!」「コミュニケーションになってラッキー♬」と、最近は楽観的に考えられるようになってきています。
そしてひと段落ついたところで、ランチタイム。
午前中に終わらせれなかった仕事にヤキモキしながら、スマホを片手に1人ランチしていませんか?
まぎれもなく私がそうでした。
日本にいる頃は、そういう日が多かったなー。
でもスーダンでは、1つの大きなお皿(見た目は完全に洗面器。)を囲んで、みんなでワイワイ食べます。
今日の昼食は、キスラのソースがけ。
キスラとは、トウモロコシの粉とイネ科のテフという植物を水に溶いてクレープ状に焼いたもの。焼く前に数日間かけて発酵させているので、かなり酸っぱいです。
エチオピアのインジェラに似ているよ~
職業訓練校前にある商店で買って来たそう。
近所にある商店や、道の脇に座っているおばさん達が売っていて、身近に手に入るメジャーな食材です。
食べ方もシンプル!
キスラに、お家で作って来てくれたソースをそのままかけ、素手で食べます。
生地に絡みやすいようにソースはだいたいトロミを帯びていてネバネバ。
みんなが素手で口に運んだ手で、またお皿へ。。。というのに最初は気が引けてしまっていました。
時には(たぶんを手を洗っていない)人の素手で、ぐちゃちゃにコネ混ぜられたものを『こうやって混ぜて食べるのがスーダン流!さあ、たくさん食べてね!』と手渡しで受け、ありがた超迷惑に感じてしまっていたことも。。。
でも、そんなことを忘れるくらい美味しいです。そして底抜けに楽しい!
笑顔でみんなでご飯を食べられたからかな。
何を食べるかも大事だけど、もっと大事なのは誰と食べるかですね!
ブログランキングに参加中です。