スーダンの見どころ!墓場で跳ねて・踊って・叫んで神に捧げるスーフィーダンス。
スーダンに住む日本人からこんな噂を耳にした。
「隣町で毎週金曜になると、お墓で踊ったり、歌ったり、叫んだりする宗教行事があるらしい。」
気になる!何なんだ、一体。見てみたい。
それもそのはず。日本人なら馴染み深い“ゲゲゲの鬼太郎”の“墓場で運動会”を思い出させる何かがある。
調査してきたので記事にしてみました。
■目次
1.墓場で踊る人たち。
1-1.スーフィーダンスまでの行き方。
場所は首都ハルツームから北に位置するウンドゥルマンという町にあります。毎週金曜の夕方17時半頃から始まります!
google mapでは「Hamad Al Neel Cemetery」で検索すると位置を確認出来ますよ。
ジャクソンと呼ばれるバスターミナルから、1人2.5ポンド(約18円)・30分ほどで着くバスが出ています。
周りの人に「hamad alneel omdurman」と言えば、乗り場まで連れて行ってくれるはず。
Mapを見せたり、英語で伝えても伝わらない事がほとんどです。笑顔と、端的な単語で!
1-2.ちょっと早めに到着。
google mapで確認していたどおり、かなり大きくて入口が分かりずらい。
でもスーダン人は柵を乗り越え、お墓の中をずんずん進んでいく。
予定開始時刻は17時半。と言っても、アフリカンタイムだから、お茶を飲みながら、のんびり待ちましょう。
ショウガ入りのトラディショナルコーヒーや、ハイビスカスティーだったり、10種類近い温かい飲み物が、5ポンド(約35円)でいただけますよ。
いつの間にか、私たちの周りに緑を基調とした衣装を着た人達や、英語が話せる人が次々と集まってきた!
フレンドリーな空間がすぐに出来て、隣に座ったおじさんが「せっかくなら、これやってあげるよ」と世界一周中でスーダンに立ち寄ってくれたふくちゃんが現地の成人男性風にイメージチェンジ!
彼はパートナーと一緒に、世界各地のスーフィーの儀式へ行っていて、その中でもここが特に特別な場所に感じていると教えてくれた。
1-3.いよいよ始まる。
しばらくすると富裕層が軽トラックから軽食を配り、それにむらがる群集。
ここに来て3か月。見たことも無い光景が次々と飛び込んでくる。
そうこうしていると、太鼓を叩く音と叫び声、歌声とも言い難い一様に何かを唱えている声が聞こえてきた。
イスラム教の宗派のひとつ“スーフィー”派が行う宗教行事の1つらしい。
スーフィー派は、モロッコとイラクに多いと言われているが、2大派のスンニ派とシーア派と比べると規模は小さく、イスラム神秘主義と解釈されることがあるそう。
時には自傷行為をして、信じる者と近付くことを感じるとも聞いた。
スーダン人のほとんどがスンニ派で、「良くないものだ」という友人もいるが、異様な熱気に圧倒されて立ち尽くしてしまった。
鮮やかな衣装をまとい、棒をかざして揚々とする(たぶん重要な役割がある)人と、太鼓を叩いて叫ぶ3人を囲うようにして円ができていた。
西アフリカ諸国から北アフリカへ連れて来られた黒人奴隷たちが、秘かに継承してきた就業儀式の音楽“グナワ”にリズムが似ている気がする。
裏拍でシンプルなメロディを何百回と繰り返しながら、高揚感と陶酔感を誘う。
頭を前後に振りながら「アッラー」と叫び続ける男たち。
リズムをとりながら、みんなが踊りと歌うこと、叫ぶこと。それだけに集中していた。
くるくる舞う人や、何かが舞い降りてきて話している人もいた。
言葉がほとんど分からなくても、そこには伝わるものがあった。
子供や女性もいたが、男性がほとんどでした。
1-4. まとめ
世界にはいろんな宗教があって、さらに宗派がある。実際に足を運んで、見てみないとわからないことだらけだった。
(動画も撮ったのですが、アップの仕方がわからず。。。)
ブログランキングに参加中しています。下の応援バーナーのクリックをお願いします♪