海外旅行に行くのに不安!そんな時こそアフリカ仕込みの値段交渉術
海外にいくと、値段がついていないことがホントーーッに多いですよね。
ようやく見つけた、数少ない値段が付いている雑貨店やレストランに入って、ホッと一息ついたところなのに、そういうお店ってだいたい高いんです。
私は帰国後、セブンイレブンでだって値切り交渉しちゃうぐらい(例えですよ)、交渉術が身体にしみついてきました。(笑)
だって、某有名観光地の空港にあるTAX FREE SHOPや、メーター付タクシーでさえ、あちらから値段交渉を持ちかけてくるんですから、どうにでもなるんです。
こんな事を書いていたら「そうとう図々しいな、お前」と思われそうですが、どこにでもいる、いたって真面目な30歳です。それに、たまには「優しいね」とも言われていますから、安心して下さい。(笑)
実は私も苦手だったんです。
これまで、ヨーロッパ・アフリカ・アジア・アメリカ・南米、さまざまな国をバックパックで周って来たのにですよ?
理由は3つあります。
1つ目が、語学力不足でコミュニケーションに自信がないから。
何か難しい返事をされて、答えられないのが恐かったんです。
2つ目は、「持てる者が持たざる者へ払う」べきだと考えていたから。
せっかくその国にお邪魔しているんだし、多めに払うのも応援の1つ。
最後に3つ目は、めんどくさいから。
そうなんです、あっちも儲けるために真剣!
時には、大きな声を出す人もいます。限られた時間のなかで、余計なトラブルは避けたいものですよね。
じゃあ、なんで今は出来るようになったのか。
現地に根差して1年間アフリカで生活してみたからです。
これに尽きます。
青年海外協力隊員だからこその1年間でした。
それでも、まだまだ外国人です。
でも毎日、近所のおじさんおばさんと挨拶して仲良くなりました。友達もたくさんいます。
靴下もスカートも、何度も当て布をしてツギハギだらけを身に付けています。それでもボロボロ。
ダニや虫に刺されまくって、ゴミ袋シーツの上で寝た1年弱、その内1か月あった冬は、その上で段ボールにくるまって寝てました。片道40円のバス代を払うことさえキツくなって、1時間半40度の灼熱の中、バケツから水をかぶったような汗をかきながら活動先へ通ったこともあります。
電気・ガス・水道のライフライン連日止まっても、生きていけます。
アフリカっていうのは毎日がサバイバルなんだよぉぉぉおお!
なんちゃって。(笑)
先輩たちに「まだまだだよ」って言われそう。(笑)
それでは、アフリカ仕込みの実体験で身に付けた、とっておき値段交渉術をお伝えします。
ただ安くお買い物をする術ではく、あくまで相互理解のもと、お互いの適正な値段をみつえる1つの方法として、受け取って下さいね!
現地の人と仲良くなれるコミュニケーションの手段となれば幸いです。
Level1.スーパーへ行こう。
なるべく現地の人で賑わうスーパーマーケット。
相場を知ることは、交渉というゲームで、出せるカードが確実に増えます。
孫子の兵法でも「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」て書いてたし。
私は、水や肉の値段は必ずチェックしますよ~。
コーラが50円で売っていたら、日本物価のおおよそ半分くらいなのかな?肉がこれぐらいなら、外食するならこれぐらいまで出せるな、と見当が付けやすくなります。
あとはネットで世界一周者のブログから情報を集めるのも手。
ただし、フレッシュな情報なのか確認を忘れずに。
日本では5年前も今も、若干値上がりしたものがあっても、そこまで変わりませんよね?開発途上国の場合は特に、面白いぐらい値段のふり幅があります。
Level2.諦めてみよう。
値段交渉をしたものの、上手くいかないことって必ず誰にでもあります。
当たり前なんです。
そこで一生懸命にならなくたって、どこにでも同じ物・似たような物が売ってるんですよね。
「現地の人と話せてラッキーだっだし、練習にもなったし、まあいっか!」と思って、次のお店へ行きましょう。お互い気持ちよく。
「ごめんなさい、またね」と潔く去れば、「待って!安くするから」と言われる事も多いですよ。
Level3.ジョークを拾ってあげよう。
「えー!キュウリが500円?高すぎ。安くしてよ!!!」て怖い顔して言ってませんか?
それ、きっとジョークです。
決して私たちを騙そうと何かしていません。(笑)
日本人が得意だとされる“ごまかし笑顔”と爆笑で「それ面白いジョークじゃん!名前なんて言うの?」と仲良く話ちゃいましょう。
“つられ笑い”ってありますよ。きっとあっちも笑ってくれるはず。
Level4.常連になってみよう。
Level3.まで出来たなら簡単。
「常連」って何となく敷居が高く感じません?
でも海外では私たちは外国人、何もしなくても目立ちます。それで笑顔でおしゃべり出来たなら、もう相手にとって印象深い常連さんです。
何度か行っている、うちの近くにある青空お茶屋さんは、お客さんまで何故か私の住んでる家も知っていますよ(笑)。前を通るだけでも「彼女は日本人友達なのよー!」といつも紹介してくれたり、海外の人と人との距離感の近さは、想像以上です。
常連特権大きいですよ。
Level5.値段は隣の人に聞いてみよう。
「これ、いくらですか?」と聞いて、お店のおじさんの頭の中では、どう変換されているか知っていますか?
「少しお金を持っている何も知らない外人ですけど、どれくらいまでなら出せそうに見えますか?」
ですよ。
じゃあ、どうするか?
同じくお買い物に来ている、隣の女性に聞いてみてください。
知っていればそのまま教えてくれるし、もし彼女が知らなかったとしても、彼女がお店のおじさんに聞いてくれます。当たり前ですが、おじさんが彼女に売る現地価格で返答がかえってきますよ。
これのポイントは「美味しそうですね!」「可愛いですね!」などポジティブな一言を付け加える事。
直接的に褒めずとも、自分の国のもの、買おうとしているものを褒められて、嫌な気持ちになる人は居ません。
Level6.ハッタリをかましてみよう。
相手が困るような値段で、嘘をついたりするのはタブーだと思います。
ここでいうハッタリは「昨日は100円だったんだから~」「市場なら100円だったよ?」と、知っている相場で比較することです。
Level7.値段交渉なんてやめてみよう。
最終レベルは極論です。(笑)
「おじさん、いつもありがとうね!」と笑顔で納得のできる金額のお金だけを出す!
これだけ。
「大丈夫かな~」なんて素振りが出そうになっても、仮面をかぶって自信満々にいきましょう。
デートのお誘いじゃなくって、キュウリの値段の話なんですから、緊張する必要なし!もしかしたら、自分が知っている相場よりも安って、お釣りまでくるかもしれませんよ。
以上、7つが私の知っている値段交渉術でした。
試してみて下さいね。
繰り返しになりますが、お互いを理解しながら、 現地の人と仲良くなれるコミュニケーションの1つの手段となれば幸いです。
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