国で1番大きなスーパーに行ってみたら、すごくオシャレだった!
海外を訪れた際に「スーパーマーケットに行けば、物の相場が見えてくる」と聞く。
しかし私がいるスーダンでは、スーパーマーケットは比較的裕福な外人・富裕層が利用する場となっていて、強気な値段設定になっている。
それだけのことがあってオシャレだ。しかも値段が付いていて、値切り負けをすることも無い。
今回は国で1番大きなスーパーの店内を紹介しようと思う。
まずは野菜売り場。
欲しい分だけ袋に入れてレジに持って行けば、量り売りをしてくれる。
赤枠のPOPに書かれているのは「トマト 約800円/1kg」。
右手前からライム、唐辛子、オクラと並んでいるが、どれもスーダン人の食卓には欠かせないものだ。週の半分以上は口にしていると思う。
面白いのが「霧吹き係り」がいる事だ。定期的に野菜売り場の野菜に霧吹きをかける。
水滴がついていれば、みずみずしく美味しそうに見えるから!?
次に、お肉売り場。
近所のお肉屋さんだと、1頭ごと天井から吊るされていて、虫がたかっているのに比べると、部位の説明や、カットの陳列・葉物で彩りをつけて洗練されている。
敬虔なイスラム教徒が国民の大半を占めるため、お店は勿論のこと、外人向けレストランに至っても豚肉は見た事がない。
飲み物コーナーに目を移すと、水の種類の多さに驚く。
ナイルの水を浄化させて水道水としているので、これらのミネラルウォーターも、元を辿ればもしかすると??
値段は500mlで約40円。
バドワイザーを匂わすデザインのノンアルコービール。
ビールとは似ても似つかない味で、500mlで約500円。豚肉同様、アルコール類も一切無しだ。観光客向けにも出さない徹底ぶり。ここまでしている国、他にあるのだろうか?
ここは豆の缶詰コーナー。
スーダン人の大好物。
生活の一部、身体の一部だ。メインディッシ・おかず・汁物・おやつ、全てに豆が入ってたりする日もある。
これだけ種類が豊富なのも頷けるわけだ。
デザートコーナーも充実している。
焼いたり揚げたりされたパイ生地菓子を、さらに甘い砂糖シロップで漬けたもの。
今まで食べてきたもので1番甘かったかもしれない。
ハーゲンダッツも真っ青、1つ約800円もするアイスクリーム。
いつか食べてみたいな。
そして最後にレジの前でみつけたのは、預言者ムハンマドの生誕祝用の飾り菓子だった。胴体のピンクの部分が砂糖で出来ていているそう。
まとめ
隣国のエジプトやエチオピアに比べて、物価の高いスーダン。
全く同じ商品でも、エジプトで買うよりも5倍ちかく値段が高い物もある。
経済制裁を受けての貿易弊害、一部輸入依存、物流システムの遅れ等が原因にあげられる。
オシャレなのは変わらず、今後はより市民に近いスーパーマーケットになっていって欲しい。
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