スーダン人と一緒に、730kmもの国内長距離移動をしてみた!
私がいるスーダン共和国は北アフリカに位置し、国土の1/3はサハラ砂漠が占めている。
2011年7月に“スーダン共和国”と“南スーダン共和国”に分裂するまでは、アフリカ1の国土を保有していたとても大きい国だ。
スーダン人友達がイスラム教の祝日である犠牲祭、イード・アル=アドハー(عيد الأضحى)を利用して、国内旅行を企画してくれたので、今回は国内移動についての記事を書く。
向かうは首都ハルツーム市(Khartoum)から、北東に直線距離680km・移動距離730kmにあるポートスーダン市(Port Sudan)。国内唯一ともいえるリゾート地だ。東京からなら新青森までもあるこの距離を、長距離バスを利用して移動することになった。
朝6:30。180SDG(日本円で約3600円)を払って乗車。予定到着時刻は10時間後の16時過ぎだ。
半日か。。。そんなうなだれるテンションを、掻き消すかのようなド派手な車内。
それに見合ってか、私の頭上にあるスピーカーからは爆音が響く。
でも、わがままは言ってられない。このおじさんのようにバケツ(飲料水が入っている)が席の人もいるのだ。背もたれ無し、お尻が浮くほどのデコボコ道を10時間。。。
出発前から白旗を揚げるレベルだろう。半日中ずっと「オレのターンじゃないか」と。普段快く席を譲るスーダン人も、さすがに見て見ぬふりをしている。トイレなんぞで席を立てば、バケツ席は我が身だ。
そんな心配をよそに、途中検問などがあったが、ジェットコースターの落下時の「ふわっ」とした感覚を何度も体験するほどの悪路の中を、猛スピードでバスは黒砂漠を突き進む。
寝ていられるのもせいぜい数時間で、PCで動画を観たり、ギターを弾いたり。
寝てやり過ごすという小細工も通用せず、元気の空売りである。
途中軽食とジュースの配布もあった。1つのパンにジャムが2つ。甘党の国ならでは。
バス降車後は、さらにバンで移動。
荷物を上に載せて、この車に20人が乗ることなった!!!
「定員」なんていう言葉は、ここには存在しない。
写真では伝わりにくいが、アフリカで“鮨詰め状態”。
まとめ
日本と比べると身体的にはハードルが高かったが、スーダン式にあの手この手で時間を潰して工夫されていた。良い経験が出来たと感じている。けれど次は、飛行機でいい。
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